ウェイクボードとは?

アメリカ生まれのニューカルチャー・スポーツ

本場アメリカでもまだ23歳、日本では当年19歳の「ウェイクボード」は、若者のカルチャーやライフスタイルと密接に結びついたまったく新しいジャンルのスポーツ。

1984年、アメリ力西海岸で「サーフボードをボートで引っ張ったら」と言う素朴な発想からウェイクボードは誕生しま した。その後 “ 遊び ” から “ 競技 ” へと発展し、90年に第1回ワールドカップがハワイで、また、今年8月にはアメリカのリノで17回目のワールドチャンピオンシップが開催されました。ウェイクボードのメーカーも数百社を数え、関連企業にはnike、アルパイン、SONYなども参入してきています。相次ぐ専門誌の創刊やTV放映などと相俟って、今では、 “ ニューカルチャー・スポーツ ” として世界的なムーブメントを起こしています。

国内では、1988年、弘田登志雄氏が渡米し、元世界チャンピオンのエリック・ペレッツらとともに練習を重ね、1989年に日本に持ち帰ったのが始まりてす。 その後、ウォ一タークラフトでも手軽にできることから日本全国に普及し、現在国内のウェイクボード人口は53万人を超えています。しかし、残念ながら、ウェイクボード人口は増えたものの、ウェイクボードを安全に楽しく行えるゲレンデが不足している事が、ウェイクボードの発展にブレーキをかけており、インフラ整備が必要不可欠となっ ています。

日本では当初「ウォーターボード」とか「スキーボード」と呼ばれていましたが、1995年の World Wakeboard Association(世界ウェイクボード協会)加盟に伴い、世界共通名称の「ウェイクボード」に統一されました。ウェイクとはボートの走行時にできる引き波を指し、その引き波をジヤンプ台にエアリアルをすることから「ウェイクボード」と呼ばれています。

自己表現を重視するウェイクボード競技

現在、世界で主流の競技方法は“エキスプレッション・セッション”競技が中心で、約400mのコースを1往復し、選手は2回のパス中にトリックを行い、印象や組立て、完成度のスタイルポイントで勝敗を争う競技です。また、パスとパスの間の旋回時や2回目のパスの終了時、Double Upと呼ばれるビッグエアーを行い、そのパフオーマンスも競技の審査対象となりますDouble Up とはトーイングするボートが旋回し、引き波と引き波、2つを重ね合わせ、通常の2倍以上の大きな波を発生させ、選手がその大きな波を使ってより高く、大きなトリックをおこないます。 また、最近ではDouble UpのみのBig Airコンテストや、ジャンプ台やスライダーなどの障害物を浮かべ、決められたコース内でパフォーマンスをおこなう競技もポピュラーになってきました。 競技内容は年々進化を続けていますが、基本的には現在若者に人気のあるアクティブでスタイリッシユな競技者の個性やセンスを重視する方向へ向かっており、ウェイクボードも確実に自己表現(スタイル)ヘの評価が主流となっています。

ウェイクボードの魅力の秘密

従来の競技スポーツや団体スポーツとは価値観も楽しみ方も異なります。単に勝ち負けを競うのではなく、スタイル(格好良さ)を競う。そして、一人ひとりが体感性を楽しむ。だからこそ特に若者に人気なのです。

やる楽しみ:トーイングボートに牽引されながら自在に滑る。水しぶきを上げ、風を切る爽快感。しかし、なんといってもウェイクボードの醍醐味は宙を舞うエアリアルにあります。ボートの引き波を利用して空中に飛び出し、ボードをグラブしたり、回転するエアリアルトリック、さらには空中で縦に回転し、横方向へひねりを加えた3Dトリックなど、一度体験したら虜になる異次元の快感です。

しかも、初心者でも5分程度の練習で簡単に立つことができ、十分楽しめます。また、少々無理をして転倒しても、水上なので大きな怪我がほとんどないのも魅力の一つです。さらに水上スキーよりはるかに低速(時速24〜32km)でトーイングするため、女性や子供などの参加も多く、誰もが楽しめるスポーツです。

観る楽しみ:ウェイクボードは基本的には自分で楽しむスポーツですが、観客をも魅了し、存分に楽しませてくれます。5〜6mにも達する高いトリックや派手なエアリアルなどは、ウェイクボードを知らない観客にも十分に堪能してもらえます。昨年の“X-TRAIL CUP”でも来場者は波打ち際までビーチを埋め尽くし、派手なトリックには観客席から拍手や歓声が沸き起こり、一体感が会場を覆ったほどです。

世界の中のJWBA

JWBA(日本ウェイクボード協会)は、世界ウェイクボード協会? WWA (World Wakeboard Association) ? の日本における唯一の公認団体、アジアウエイクボード協会の本部として、ワールドワイドに活動しています。

JWBAは日本国内だけでなく、シンガポール・ウェイクボード協会をはじめアジア地域を統括しています。